コンクリートジャングル3丁目

多方面にオタクな女がアニメみたり映画みたりいろいろするブログ

忘れたくない海外のオタクとの夜

10年ぶりにパスポートを更新した影響か何なのか、近頃外国との接点が多くなった。

といっても、旅行の最中の話とか、道で会って会話したレベルの、そんなささいな程度の交流なんだけれども、ひとつ自分にとってすごく良い話があったので、忘れないように書き記しておく。

 

 

 

 

 

家族と一緒に池袋のビアバーに飲みに行った。

日曜日の、16:00くらい。まだ夕飯には早いけれど、休日ともあって店内はそれなりに混んでいた。

我々が通されたのは大きいテーブルを区切って、2グループ座れるように設定された席。

隣ではヨーロッパ系の男性2人がでかいジョッキのビール片手に楽しそうに何か喋っている。

別に珍しい光景ではない。

が、次の瞬間、超予想外のモノが私の目に飛び込んできた。

 

 えっ!?アルカディア号!?

ガンプラでもなくヤマトでもなくアルカディア号!!?

 

おもわず彼の手に持っていたプラモの箱をガン見する私。

その熱い視線に気が付いたのか、白人男性は満面の笑みで私に語り掛けてきた。

 

 

彼『Hey!Do you know this?』

私『い、いえす!I like レイジマツモト!!』(片言)

 

 

ここから我々一行と白人男性2人との怒涛の交流が始まる。

 

 

聞けば彼らはアメリカ人で、仕事で日本に来ていること。

名前はクリスとジョーイ。

横須賀に滞在中であること。

今日は上野のおもちゃ屋買い物をしてきたということ。

シアトルの近くの街に住んでいるということ。

家に飛行機のプラモが飾ってあるということ。

息子の話。

飼ってる猫の話。

これからヤマト2199の劇場版を見に行くことなどを教えてくれた。

 

クリスの持っていたショッパーの中からは、ゴジラのフィギュアや車のプラモや、今日購入してきたであろう戦利品が山のように出てくる。

ひとつひとつ丁寧に解説してくれるが、いかんせん流暢すぎる英語なので全部は聞き取れず、また私も何か言おうとしては拙すぎる英語が1mmも通じず、

そもそも『特撮』って英語でなんて言うんだ?

などと一生懸命スマホ片手に身振り手振りという、なんとも無様なコミュケーションとなってしまった。

ついでにどさくさにまぎれて一杯奢られてしまった。

アルコールの入ったふわふわした頭と、伝わらない英語が歯がゆかったが、自分の好きなものに関してはキラキラと目を輝かせながら、語りすぎてしまうところは、日本のオタクもアメリカのオタクも変わらないようだ。

 

ジョーイはスターウォーズの大ファンで、ペットの猫にヨーダと名前を付けている。

メスだけどヨーダだ。

彼のiPhoneにはヨーダちゃんの写真と動画がいっぱいで、彼も満面の笑みでヨーダちゃんがいかにプリティな存在かを力説してくれる。

ネコにメロメロになってしまうのも、人種国境問わずなようだ。

私もスターウォーズが大好きなんで、『STAR WORS is my life!!!!!』と熱く拳を突き上げたときには『おめえアメリカ人と同じこと言ってるぞ』とめっちゃ笑われた。

なんかちょっとうれしかった。

 

 

 『映画の後もこの店にいるから飲みに来いよ!』と誘われたが、

悲しいかな日本の社畜は月曜日に備えて家に帰らなければならない。

別れ際に、池袋のエヴァショップで売ってた、エヴァゴジラのコラボポストカードをプレゼントした。

ビールと、楽しい時間を共有してくれたことに対して、なにかお礼をしたかった。

プレゼントを渡して、すぐに彼らとは別れたので、その後のことはわからないけど、きっと気に入ってくれたと思う。

本当はもっと一緒に飲みたかったし、もっと話したかった。

 

 

『 I'm glad see you! Enjoy Japan!』

 

最後これを伝えられたことは本当に良かったと思っている。

アメリカに帰った後、息子さんとヨーダちゃんに土産話として聞かせてくれればうれしい。

 

 

 

 

 

 

2020年にはオリンピックがやってくる。

わたしはオリンピックには特段の興味関心があるわけではないけれど、

エンブレムのデザイン問題や、競技会場の問題や、運営のスタッフをボランティアで補おうとしている件など、とにかくネガティブな話題が目立っていように感じる。

それらのニュースを聞くたびに日本の現状や、将来に関して暗澹たる気持ちになってくるし、こんなお粗末な対応の国に人を呼んでいいのかと思ってしまうのだけれど、

クリスとジョーイのように、日本をめちゃくちゃ楽しんで、遊びつくして帰ってくれる人が増えてくれるならば、オリンピックも悪くはないのかな、と思います。

大きなイベントを持ってくるのは行政とか国とか、大きなパワーなのだろうけど

結局は、そのイベントの開催中の体験だとか、楽しかった思い出とか、

そういったものが最終的に『よかった』という形で残るのかなとおもいました。

 

 

自分も、とっさの道案内ができる程度には英語ができるようになりたいです。

2020年までに間に合うかな?